「モルグ街の殺人」 エドガー・アラン・ポー
今回はエドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」の感想です。
サン・ジェルマンの人里離れた古い屋敷に住むC・オーギュスト・デュパン(以下、デュパン)は、モルグ街で起きた猟奇殺人事件の容疑者として友人が投獄されたことを知ります。決定的な証拠もないまま投獄された友人を救うため、そして事件の真相を明らかにするため、デュパンはモルグ街へ向かうのですが.....
描写される殺害現場が凄惨かつ奇妙でホラー小説を呼んでいるような気分になりました。
読みきった後の感想としては、多少は推理小説を読んできた私でも「そんなことあり!?」と感じる結末でした。
人並み外れた洞察力を持つデュパンの推理が光ります。
デュパンの推理は彼の相棒に語る形で読者に提供されます。
そのため、相棒を通して読者もデュパンの推理に感動することが出来ます。
この作品は世界初の推理小説と言われています。(※諸説あり)
デュパンに影響され後のホームズ、ポアロ、明智小五郎などの名探偵が誕生して行ったと考えると、デュパンとその生みの親エドガー・アラン・ポーには本当に感謝です。
では、またお会いしましょう!
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