「変身」 カフカ
私が読んだ本を紹介する本ブログ、記念すべき第1作目はカフカの「変身」です。
私は読む本を決めるときに必ず裏表紙の解説と冒頭2〜3ページを読むのですが、この作品ではある朝主人公グレゴールが虫になるところから物語が始まります。そのユニークな冒頭が読むきっかけとなったのですが、いざ読み切ってみると素直に喜んで良いのか悪いのか?なんとも憂鬱な気持ちになりました。
買った本にはもう一話「断食芸人」というお話も入っていましたが、これも冒頭はユニークで読んだ後は憂鬱な気持ちになりました。まだ2作しか読んでいないのでなんとも言えませんがこの憂鬱な結末がカフカ作品の特徴なのかなと思いました。
でも「もう2度と読むものか!」というほどの憂鬱さではなく、むしろ「また読みたい」と思うような中毒性のある憂鬱さなのが恐ろしいです。
恐るべしカフカ...。
私が若い頃に読みはじめてそのあまりの憂鬱さに途中で読むのを諦めてしまった作品もありますが、それは後日、読み直して感想として上げたいと思います。
では、またお会いしましょう。
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